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祇園で味わう芸舞妓と時間のかけら――午後のそぞろ歩き
多くの旅人にとって、祇園といえば石畳の路地や赤い提灯、そして路地の奥へと消えていく舞妓の一瞬の後ろ姿でしょう。花見小路を歩いていると、目は自然と絹の袖や髪飾りに引き寄せられ、その背景にある日々の暮らしは、静かにフレームの外へとこぼれ落ちていきます。 けれども今回の祇園散歩では、その「一瞬」を追いかける代わりに、少しだけ視線を上へ向けてみたいと思います。老舗の漬物屋の上階に、小さなギャラリーがひっそりと開いていて、芸妓・舞妓の世界へ、より静かなかたちで近づく入口になっているのです。 花街を見つめ直す場所:「ぎゃらりぃ西利」の芸妓・舞妓アート展 京都市東山区、四条通と花見小路が交わるあたりから少し入った場所に、「京つけもの西利 祇園店」の上階にある「ぎゃらりぃ西利」があります。ここでいま開催されているのが、「芸妓・舞妓アート 異分野交流展」と題した小さな企画展。名前は少し長く感じられるかもしれませんが、コンセプトはとてもシンプルです。芸妓・舞妓、そして花街をテーマに、さまざまな分野の作家たちが、それぞれの京都をキャンバスや写真に写し取っています 「ぎ

悦遊雅洛 | Joyful Kyoto Journeys by 筱 株式会社 | Shino Co., Ltd.
4月18日読了時間: 9分


長浜で、「残された人」の物語を演じる子どもたちを見る
長浜曳山祭の第一回では、この小さな町の春祭りについて紹介した。日本三大曳山祭の一つであり、金箔をまとった山車が古い街並みをゆっくり進み、線香一本が燃え尽きるあいだ、子ども歌舞伎が町じゅうを照らす祭りだ。
第二回では、カメラをもう少し寄せてみよう。今年の演目「平家女護島・俊寛」を手がかりに、琵琶湖畔の小さな城下町から、平安末期の京都、そして九州南方の海域へとさかのぼっていく。

悦遊雅洛 | Joyful Kyoto Journeys by 筱 株式会社 | Shino Co., Ltd.
4月14日読了時間: 10分


長浜曳山祭2026:日本三大曳山祭、小さな町の祇園祭と子ども歌舞伎の春祭り
本稿は旅行者の目線から、滋賀・長浜の「長浜曳山祭」を紹介するものです。長浜曳山祭は京都の祇園祭、高山祭と並ぶ日本三大曳山祭の一つですが、その舞台は琵琶湖の北にある小さな城下町です。祭礼の歴史や、豊臣秀吉と「朱印地」(免税地)の背景、曳山が「動く美術館」と呼ばれる理由、子ども歌舞伎と「一炷香」約40分という上演リズムをわかりやすく説明し、あわせて 2026 年に登場する4基の曳山と曳山博物館の見どころを整理します。読者が旅程を立てやすいようにすると同時に、検索エンジンにもテーマと構成が伝わる記事を目指します。

悦遊雅洛 | Joyful Kyoto Journeys by 筱 株式会社 | Shino Co., Ltd.
4月14日読了時間: 14分


寛永行幸とは何か――なぜ京都は400年後の今も祝っているのか
二条城でプロジェクションマッピングや夜桜を見ていると、ここがもともと観光客のために作られた場所ではないことを、つい忘れてしまいます。かつてここは、京都中を驚かせた五日間の天皇行幸の舞台でした。それが「寛永行幸(かんえいぎょうこう)」です。1626年、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)は実際に京都御所を出て、数日間二条城に滞在しました。

悦遊雅洛 | Joyful Kyoto Journeys by 筱 株式会社 | Shino Co., Ltd.
4月9日読了時間: 7分
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